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私 食事は必要ありませんので

ここは外星人が珍しくなくなった日本
そして、そんな日本のとある会社に貧しい星から出稼ぎでに来ている外星人の”クミカ”さんがこの漫画の主人公

クミカさんは、なんと食事を取らなくていいタイプの外星人

なんでも、呼吸と一緒に空気中の微細な栄養素を摂取できるという体質
すげー

と、思いきや
出稼ぎしてる方の性なのか、がんばりすぎて
クミカさんは体調を崩して、栄養を取れなくなってしまう

看病される中、健康になるため
贅沢である食事をすることになったクミカさん

“クミカのミカク 1″より

さあ、初めての”食事”で何を感じる?

ある意味羨ましい、食事初体験

全ての食べ物が未体験だから
毎回が感動の連続


“クミカのミカク 1″より

美味しい食べ物を

美味しい+αの感情で食べられるなんて羨ましい

確かに初めての感覚って、形容し難い素晴らしさがありますよね
いつのまにか
慣れて忘れてしまった「美味しいものを食べた時の感動」を
体中に走る衝撃を
能が痺れる感覚を
感じたいものです

食事の素晴らしさに虜になるクミカさんですが
”贅沢な”食事をすることで
貧乏な故郷に対して罪悪感が生まれてしまいます


“クミカのミカク 1″より

食事に対して
真正面からぶつかっていくクミカさん

でも、本来
自分たちもクミカさんのように
食事に対して最大限の敬意を払うべきなんですよね

小っちゃい頃の方が
食事前の「いただきます」をちゃんと理解していたように思います

いつから
食事に対してこんなに無礼になってしまったんでしょうね

“頂く”という事
軽んじていいわけ無いんです

クミカのミカク 1” より

「感謝しながら」

知ってたはずなんですけどね

そんな当たり前の事に気づかされます

食事を通して変化していくクミカさん

この漫画は
読んだらお腹がへるグルメ漫画ではなく

当たり前の食事に対して一石を投じ
真摯に向き合える機会を提供してくれます

”クミカのミカク 2” より

クミカさんと一緒に幸せな気分になりながら
ほっこり読んでみて下さい

徐々に人間臭くなるクミカさんは魅力的ですよ
食事を通してのコミュニケーション
やっぱり大事っすね

お友達と食事をしたり
気になる人に食事を作ったり

“クミカのミカク”を読んで
あなたも食事を感じちゃいましょう!

”クミカのミカク 3”より

まあ、こんな時もある・・・

これが食事の醍醐味

ジャンル・・・・食事の大切さが気付くグルメ漫画
おすすめ層・・・食事の大切さを忘れた中年
出版社・・・・・徳間書店
連載雑誌・・・・comicリュウ

補足説明

キャラクターは外星人である必要があるのかな?と思う
どの外星人も地球人タイプというか・・・
そういうタイプしか地球に入れないとか?
もっと、SFっぽい要素があったほうが、逆にリアルぽかったかも
それに生物学的な要素もあれば、この漫画に説得力が増してただろうなと思います

ストーリーは基本的に一話ごと起承転結ものでしたね
新し食べ物を食べて→感動する
みたいな流れ
人間関係に少しづつ変化はしていくものの、それについてはハラハラしたりとかドキドキしたりとかは読んでて無かったかな、と思います
まぁ、物足りない

基礎画力は何の問題も無いと思います

漫画絵も可愛いし良いと思う
けど、もっとレパートリーがあっても良かったかな
例えば顔面のパーツが外星人でもほぼ同じだし
ベースが地球人で少し付け加えただけなのは否めない
それと、食事漫画の難しいところだけど
もっと絵で食べ物のおいしさを表現しても良かったと思う

演出力、クミカさんの感動を伝えるために「外星人」なんだろうけど
触手が変化したりして味の感動を伝えるのはいいけども
それに頼りっきりな気もします
表情のバリエーションはもちろん
背景の演出に変化を加えるとかあっても良かった

構成力は大ゴマをクミカさんの感動シーンに持ってくるのは良いとして
持っていき方が、毎回テンプレすぎたかなぁ
クミカさんの感動を伝える大ゴマ前の「助走」はもっと力を入れて考えてもらっても良かったと思います
構成の関係で感動のインパクトが後半減ってる印象でした

セリフは
外星人というハードルの所為で
どうしても物足りなく感じる

オリジナリティーは
食事漫画のテンプレですよね
まぁ、しょうがない

面白さ、アニメ化しそうなポテンシャルはあったと思う
全体的に漫画にブレがなく、楽しく読めました
まあ、そのブレの無さがSF設定と相反していた気もしますがね
漫画家さんの力量がもっと上がれば、すごい人気でそうではある

 

 

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