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どうやら、やるしかないみたい

魔界は500年に一度の大不況!

魔界の景気回復の為にも人間界を征服しなければならないのだ!

“あしたの今日子さん 1巻より”

だから、魔王自ら人間界に来ることに・・・

しかし、この魔王
そもそもやる気が無いし、ヘタレ
そこで、考えた

長い歴史上
先代の魔王達は勇者にヤラレてきた

魔王考えた
宿敵・勇者にヤラレルのが世間一般の常識なら
常識外のことをすればいい!先手必勝!
魔王を滅する聖剣を勇者に渡る前に壊せばいいじゃん!

流石!ヘタレの発想!
魔王と言えども姑息

“あしたの今日子さん 1巻より”

そりゃそうだよね
嫌々人間界にきてるわけだし、面倒くさいんだよっ

さっさと終わらして魔界に帰りたい魔王

まあ、でも
そんなに上手くいかないのは
魔王の運命なのかな

勇者に結局、聖剣を取られ、会う度ぼっこぼこ

なんか気づいたら、
可哀想すぎて魔王軍の応援をしたくなります・・・

がんばれ!魔王‼

果たして、勇者を倒して魔界に帰れる日は来るのか⁉

 

 

ただの柏市民

 

この漫画を読んでいると
千葉県のことが好きになります

この魔王と勇者の戦いは
なぜか千葉県の柏市の中で毎回戦うもんだから
妙に千葉ローカルネタを知ってしまうんですよ

自分は千葉県のマスコットなんて、この漫画で知りました

なぜ千葉県柏市が舞台かって言うと
魔王的には柏市が世界の中心らしい・・・

“あしたの今日子さん 4巻より”

だから、まず人間界を征服する為には世界の中心である柏市を拠点にしたいとの事

この魔王は自他共に認める喧嘩の弱さ
さらに怠け者でヘタレだし
根が真面目なのか魔王という割に善良な心の持ち主

だから征服する為の作戦はなんだかみみっちくて、へぼい・・・

柏駅周辺でなんか活動してますけど
それって人間界にとっては無害じゃね?

大丈夫ですか魔王様!

 

ビッチのいる伝説の一行(パーティー)

“あしたの今日子さん 2巻より”

魔王様が割と善良なら
対となる勇者はもちろん割と性悪です

伝説の一行はJKばっかで人間界の平和とか大層な物は考えてないし
魔界軍も弱小会社の社員旅行みたいな甘々な感じだし
でもでも
そんな個性的な登場人物達が愛おしくて魅力的なんです

~伝説の一行~

勇者ナニソレ?冷酷非道残虐ファイト!猫かぶり勇者

ビッチオブビッチを目指すメス豚!頭のゆるーい好奇心旺盛戦士

科学こそ正義!魔法なんて存在しないですの!魔法何て信じない飴玉ペロペロ魔法使い

一見まとも&美少女、しかし正体は男を魅了する隠れビッチ&変態!僧侶

勉強無しでは生きていけません!勉強ジャンキー!頭は100点!運動は0点の武闘家

 

~魔王軍~

威厳は母胎に置いてきた?顔と家柄だけは一級!ヘタレ魔王

「ゴハンのお手伝いもできないような王は、魔界の王失格ですよっ!」魔王の従順なる僕(しもべ)!小姑召喚士

魔界最強!しかし女性が大の苦手・・・あれ?敵ってJKしかいないじゃん・・・むっつりワンちゃん暗黒騎士

「日曜働くのとかだるいです!」ゆとり代表!つらい現実からは逃げろ!恋する暗殺者

 

“あしたの今日子さん 4巻より”

他にも色んな困ったちゃんがいますが
こんな奴らだと勇者一行と魔界軍の戦いの前に
同士討ち

“あしたの今日子さん 5巻より”

それか、なぞ作戦により自滅・・・・

 

勢いはあるけど疲れないギャグ!小ネタもいぶし銀の如く!

 

“あしたの今日子さん 2巻より”

自分的にはちょいちょい挟む小ネタが好きです
大人でもクスリと笑えます

数ページで終わる話が多いのもテンポよくて良いですよね
キャラ一人一人に愛情があるのか
キャラクター同士の会話もテンポ良いし

何も考えず
途中から読んでも楽しめるのでベリーグッドです!

ぜひ皆さんも
リラックスして読めるので
軽ーく読んでみて下さい

 

 

ジャンル・・・・千葉県マスコット・チーバくん認定?ギャグマンガ
おすすめ層・・・10代後半~40代前半
出版社・・・・・アスキー・メディアワークス
連載雑誌・・・・電撃大王GENESIS、電撃大王WEBコミック、コミック電撃だいおうじ
連載開始・・・・2010年

 

補足説明

キャラクターは似たり寄ったりな性格をしてるというか、、どのキャラクターもある範囲内に収まってる印象
まあ、それがマイナスではなく、この漫画に統一感をもたらしていて、頭を使わず読めるギャグマンガとしてランクを上げてると思います
それにキャラクターに作者からの愛を非常によく感じます

ストーリーは勇者一行VS魔界軍であるにはあるし、登場人物の人間関係も薄っすら変化していくけど
RPGっぽい題材なのに、全然ストーリーは無いものとして考えていいと思うし
作者も読者も、そこは望んでない

基礎画力は全く問題なし
でも、描くのが苦手なものは苦手なのかなぁ、と思う

漫画絵はデフォルメの仕方が多彩で、みんな可愛い
でも、もっともっと上手く描けそうな期待感があるので★三つかなぁ、と

演出力は全身絵などで
敢えて”イラスト”を魅せる演出が良くできてるし、可愛い絵なのにまったく、あざとくない

構成力はホントにテンポ良いし
ストレスなく読める
短いページ数に多数の登場人物の日常をきれいにまとめている

セリフはすごく自然だけど
ある意味、みんな似たようなセリフを使ってるかも・・・
差別化は出来てないかもだけれど、
セリフのチョイスはホントに
どこにもひっからずスッと頭に入ってくる

オリジナリティーはRPG風の話は出し尽くされているのでオリジナルを求めるのは酷
でも、千葉漫画としてはある意味、攻めてるかも?

面白さは、もうちょっとRPG的なキャラクターを使うなら
そこをもっと使っても良かったし
ストーリーがもっとあっても良いかなと思う
でも、全体的に作者が楽しんで描いてそうな感じが伝わってナイスな漫画でした

 

 

 


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