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Lv:1
HP:25
まもり:28
かしこさ:3
すばやさ:16
うんのよさ:8
そして
ちから:999
・・・ん?
さらに
MP:0
あれれ?
もはや魔法使いじゃないじゃん
ジョブ間違えてますよー
そう、この物語は
魔法の苦手な?いや、まったく使えない魔法使いが
持ち前の暴力?で
困難を乗り越え
勇者を筆頭に頼もしい、いや、オカシイ連中
もとい仲間と
魔王を倒す旅をする話である
というかね
ちから:999の所為で見逃しがちだけど
かしこさ:3て
バカやんこいつ
そうなんです
バカなんです
可哀想な子なんです
そして、むっつりなんです
主人公のマオ(14歳)は
頭が足りないゆえに
奇跡的な勘違いから勇者に好意を抱いてしまい
一緒に旅をすることになる
まぁ、言葉足らずで
言葉のチョイスが悪い勇者も悪い
すぐ、マオを勘違いさせてしまう
なんたって勇者のかしこさも4しかないし
あー駄目だこりゃ
バカだこいつ
バカ×バカで魔王を倒せんのかい!
ちなみに勇者は頭以外も普通以下のステータス
一番弱いスライムにすら三回もボコられちゃう可哀想な子
こんなかわいいスライムにだよ?
本っとに駄目ですな
「仲間を増やそう!」
いいとこ気が付いた!
そうなんだよ
足りない分は頼りなる仲間に補ってもらえればいいんだよ
でも、勇者は思った
「笑顔の絶えない楽しい旅にしたいよね」
ハイ!
遊び人!
これでしょ!
あーあー
違うんだよなぁ
そうじゃねぇんだよなぁ
なんで、ポンコツのパーティーに
また戦闘に使えない奴を連れてくるかなぁ?
発想がもうバカなんだよなぁ
発想が駄目だこいつ
斜め上にいってらぁ
はぁ
魔王討伐に遊び人はいらんやろがいっ!
やり直しを要求する!
あれ?でも勇者が(頭が)弱すぎて遊び人が頑張ってるぞ・・・(頑張るしかないとも言う)
回復系の僧侶が仲間に欲しい!
おお
良かった!
正しい思考だよ
でも、有能な僧侶って
冷静に考えたらベテランだよね
勇者は思った
能力よりも
若くてかわいいおんなの子がいいよね
バカやろうぉぉぉ!
ほんとバカだよ
なんでそんなにバカなんだよ!
凡人勇者、脳筋魔法使い、遊び人
しかパーティーにいないんだから
優秀な奴を仲間にしろよな
もしろん贅沢言ったもんだから
頭のオカシイ僧侶しかいないと言う訳で・・・
慈しむ心の無い無慈悲僧侶っていう・・・
う~ん
大丈夫なのかな?いや、駄目でしょうね
ハイ!ポンコツパーティ一丁上がり
こんなんじゃ
魔王倒せないじゃん
無理だよ、もう
普通の野良モンスターすら怪しいよぉ
奇跡でもおきねぇかなぁ
あっ、でも
魔王の性癖Mでしたわ
奇跡おきたわ
勇者のパーティーに
すぐ拳が出ちゃう脳筋いましたわ
これだったら
魔王に一発きついの食らわせられるね
やった
万事解決
魔王もきついの欲しがってるしね
息が荒いよぉ魔王う!興奮してるよう!
一発やっちゃって!
あーでも
魔王を倒すまで
無事に旅を続けられるのかなぁ
魔王の所まで行く能力ねぇよなぁ
奇跡でもおきねぇかなぁ
魔王と道端で偶然出会いましたわ
き、ききき、奇跡じゃぁぁああい
旅途中のモンスターも
話わかる奴ばっかりでしたわ
奇跡(以下略)
そんなことある?
やはり勇者は
奇跡を呼びます
いやぁホントすごいなぁ(白目)
クソほどにも役に立たないけど
そしてクソ凡人以下だけど
さらにムッツリクソ野郎だけど
だけど、奇跡を呼びます
勇者だから
奇跡故に
貧乳脳筋女魔法使いの
おっぱいもんじゃうんだよ
ぐ、偶然なんだよ
事故なんだよ
だって、ほら偶然触っちゃうことあるよね
触ってから、ついついもんじゃう事あるよね?
これって奇跡だよね?
奇跡だからしょうがない
そう・・・仲間に殺されそうになるのも、しょうがないんだ
補足説明
キャラはありきたりではあるのかな
オカシイ奴を集めたパーティーは他にもありますしね
主要キャラは4人なんですが
もっと性格を深堀りできたら良かったですね
結局、表面上の性質だけしか表現できてなかったかなぁ
まあ、二巻しかないらしょうがないですが
ストーリーは勇者が仲間を集めながら魔王を倒す旅に出る珍道中
という一息で言えちゃうストーリー
つまり王道ですよね
変に読んでる方が
物語の内容理解に時間を取られることがないから
この緩いギャグ漫画にはあってますかね
基礎画力は普通ですね
強いて言うなら肉感がぷよぷよしてる感じです
全員丸みを帯びてるというか
あまり違う体系のキャラは描けなさそうです
それと、服の質感も全部一緒に感じます
すごいコスプレ感があります
漫画絵の完成度は独自の絵が確立していていいと思います
でも、もっと改善できそう
それに絵のレパートリーも増やしてほしいかなぁ
キャラの描き分けの種類が少なすぎますね
演出力はそれほど演出方法が多くない感じです
演出が古いです
まぁ作者さんの好みの演出方法なんでしょうね
自分は大好きですし
全二巻だから違和感ありませんが、どっかで飽きられそうではあります
構成力は
1話の中にやりたいことを全部やり切っていた感じです
展開のテンポもいいし
間延びなくて読みやすいです
1話の中に
非常に良く起承転結ができています
悪く言うと
まとまりが良すぎて
1話完結じゃないのに
次回への続きが気にならない感覚になります
セリフはあまり
キャラ毎の描き分けが出来てないと思います
誰が言っても、同じテンション、同じ言い方
少し変えて使いまわしてる感じです
突っ込みワードに破壊力があれば
もっと面白かったです
オリジナリティーは
王道いってるから、オリジナリティーは無いです
多分、探せば同じようなストーリーのものは出てくるでしょうね
キャラデザインや服デザインも
なんか見たことある感じだったので残念でした
キャラの持つ小物でもいいので特徴を出してくれれば良かったかなぁ、と
面白さは1話8ページできれいにまとまってて読みやすく面白かったです
作品全体を通して
盛り上がる所があれば良かったかなぁ
ストーリー展開には力を入れてないんでしょうけど
魔王を倒すっていう大きな目的がある訳ですから
もっとメリハリがあっても良かったのかなぁ
でも、それやっちゃうとこの作品の
テンポの良さは失われそうではありますが・・・
でもまぁ
かなり読みやすく面白かったです
でも
下ネタ以外にも笑わすポイントがあれば良かったです
絵や構成だけで笑わしてくれたら
かなりの良作になってたと思います
最初の数ページ読んで自分に合いそうだなと思ったら
最後までその感じなので
絶対合うと思います
とりあえず皆さん、試しに読んでみて下さい
「おっす 俺 森岡慎吾 二人組なんてさっさと作ってやるぜ」
とか甘いことを思っていたメインキャラクターの森岡君
でも現実は強面の森岡君と組んでくれる人は・・・・いない!というか、みんなに逃げられてしまう
しょうがなねぇから、地蔵決め込んでるヤベえ奴と組んで
地獄の時間を乗りきることに・・・
そして
そのヤベえ奴というのが漫画のタイトルにもなってる陽子さん
この陽子さん、陰キャラぶってる割に、懐いてしまえばウザい・・・もとい明るいという変わったコ
明るい陰キャラというだけで
分かるでしょ?
なんか破綻してるでしょ?
陰キャに憧れるお年頃?
つまり
陽子さんの性格はダメダメ
陽子さんは気付いた
あっ依存できる相手だ
友達がいない同士うまくいきそう!
この人にくっついて学園生活を乗り越えよう!
なんてポジティブな陰キャラ
いやいや陰キャ舐めんなよっ!!
先にも言ったように
陽子さんの陰キャラは何というかキャラがブレブレ・・・
依存できる相手と分かればグイグイ行きます
人目をはばからずアレやコレ
えぇぇぇぇ・・・マジでやばい奴?
まぁ そこが可愛いのかもしれないが・・・
陽子さん曰く
自分は「スーパー陰キャ人(話しかけられれば話すが会話は全く続かない。早く類友と絡みたい。)」
だそうです。なんじゃそら
陰キャラというから暗いのかと思いきや
ただ人間関係構築を面倒臭がってるだけの人
というかですね
陽子さんは依存先が異性の森岡君でいいんですかね
そんなに男女
クラス内ででベタベタしてたら
あー見てる方が恥ずかしいよっ!
今の子ってこんな感じなん?
でも、陰キャラぶってるだけで
本当は孤独はいやなんだよね
陽子さん?
痛いコだよ あんたは・・・
周りから(主に陽子さんに)ゴリラゴリラと言われてるだけあって
がたいが良く長身強面、地毛は赤毛、そして(陽子さんのせいで)レイプ魔扱いされてるという可愛そうな健全男子高校生
いやいやレイプ魔って・・・
何はともあれ 彼にとって友達を作ることはベリーハード
外見は怖くても内面が
面倒見がよくいい人の森岡君をすぐ依存先として見抜いた陽子さんは
さ・す・が
確かに
森岡君はなかなか友達作ること出来なさそうだし
陽子さんに構うしかないですよね
もちろん陽子さんがグイグイ行っても
本気では怒らない人の良さもある
人の良さにつけ込んだと言いますか
一方的に森岡君が迷惑を被っている感じがありますが
しょうがないのかなぁ
なんか保護者だもんなぁ
しかも、陽子さん
友達ができない森岡君を見て幸せそうにしてるし・・・
一応 漫画としてはラブコメですが
保護者と世話のかかるコって感じ
生暖かい目で見てやってね
そりゃそうさ
陽子さんって
唯の変な子だもの
だからなのか
かわいい変な子をおもちゃにしたがる変態さんも出てきます
もちろん複数人・・・世も末だ
陽子さんって絡まれやすいキャラなんでしょうね
リアルだと犯罪に巻き込まれそうで心配になりますよ
さあ変なクラスメートも増えて
ますます陽子さんのダメ可愛いところが見えて面白くなってきました
これが平和な漫画な世界でよかったゼ!
これから陽子さんと森岡君に進展(新たな友達は出来るのか)はあるのか
見物です
ぜひ新世代のラブコメを堪能したい方はお手にとって下さい
補足説明
キャラクターは陽子さんと陽子さんを引き立てるその他大勢という感じ
もっと他のキャラクターに魅力が増したら、もっとおもしろくなりそう
後、陽子さんのキャラブレ感が気になってしまって、現実に戻されるときがありますね・・・なんか、もったいない
ストーリーも学園が舞台ですが、これから陽子さんは人間との関わり合いが増えて成長していくのかどうか
しかし、成長した陽子さんはおもしろ半減だし・・・かといって陽子さんのダメっぷりだけで長くは続かないだろうし、ジレンマが・・・早くも、先への展望がきになります
とは言っても、四巻で終了しましたが・・・
基礎画力は人体がそこまで上手く画けてないかなぁって感じです
360°人体を画けきるようになったら、もっと陽子さんの魅力を伝えられるかも
でも、これから作者さんが成長してくれる期待もあり
漫画絵も、まだまだ成長の余地あり
期待してます
独自の絵の表現が増えたら面白いかも
演出力はまだ、拙さがあると思います
まあ、全く違和感はありませんが・・・
ちょっと挑戦してもいいかも
サービスカットも要るのか要らないのか、ちょっと読者が分かりにくく感じますかね
構成力も拙いかなぁと思います
要らないコマがあるように思いますかね
なんか、もったいないです
間とかを、もっと使えるような構成だと破壊力が増しそうですね
セリフは陽子さんのなんちゃって陰キャラのせいで判断できませんよね
リアリティが無い気もしますし・・・
ギャグだからそこまでのリアリティは求められてない気もしますが
突き詰めたら、化けると思うんですがねぇ・・・う~ん
オリジナリティは今流行のタイプですね
今後もこういう漫画は出てくると思います
面白さは、作者さんが陽子さんの事を愛でてるということが良く分かりますね
だから、読者としてもイラつかずに陽子さんを愛でることができます
ゆるーい気持ちで読めるので、良いですよね
でも、上手な進展があった方が人気は出そうだし
サービスカットも使う使わない、ちゃんと割り切るとかすれば
それも、いいのかなぁと
読者をちゃんと考えながら(迎合しながら?)描いても良いと思います
少し商業的のほうが「陽子さん」は面白くなるかと
あーでも、趣味の延長線みたいな方が陽子さんを魅力的に描けるのかぁ?
まあ、今後に期待!
全四巻で綺麗にまとまった作品です
不思議なかわいさがあります
ちょっとSっ気がある人の方が萌えるかもしれないですね
是非皆さん
読んでみてください
仕事はやらされていますか?
自らの意志で、やっていますか?
あなたが学生だとしたら、
勉学に喜びを見つけていますか?
それとも、渋々やらされていますか?
なんと!動機としては、お金の為に働く事はレベルが低いんすね
さあ、ここで考えてみてください
あなたが働く動機を
案外、お金の為に・・・って方は多いんじゃないでしょうか?
でも、それっていけないことなんですかね?
いけないことでは無いと思うんですが
先に言ったように
お金が無いと生きていけない
つまり、生理的欲求=生きる為の欲求
それは、生きる為の欲求と
お金の為という動機が少なからずとも結びついているんですね
働いている方は良く分かると思うんですが
働く動機というのは
仕事がつらいとランクダウンしていくものなんですね
目が爛々としていた新入社員が
数か月後には死んだ魚の目をしてるみたいな・・・ね
疲れてくると思う訳ですね
「あれ?なんで働いてるんだっけ?」
これが、生きる為(お金の為)にしょうがないなぁとか思うようになっちゃうとまずいんですね
なぜなら生きる為のより下の動機は存在しないから
お金の為だと自分に言い聞かせてても
何の解決にもなってませんから、それ
つらくなるだけなんですね
こうなると
動機はランクダウンせざるを得ないんです、が
生きる為の下は、すなわち「死」を意味するんですね
お金なんていらない・・・楽になりたい・・・・
とか思いだしたら
ハイ、これ読んで!
仕事の意味を考え直せますよ
さあ、みなさんご一緒に
やりがいこそ
ごほうび!
この漫画はどういう漫画かっちゅうと
超ブラックの月に勤めていた可愛いウサギちゃんが
クビになって
地球に捨てられしまう
また、地球で働くことができるようになるんだけども
仕事に対する地球の価値観がぬるすぎて
日々の労働に対して感謝が止まらない
っていう・・・ね?
だから、住み込みで働くとこの寝床が
段ボールでもよろこんじゃう
・・・・
いやいや、狂ってんのかっ!お前!
まあ、狂ってるわけなんですけどもね
ある意味
本人がブラックだと感じなければ幸せなんですよね
いい話だ・・・
言いたいことは分かります
でも、このうさぎちゃん
働かないと死んでしまう生態なんですねぇ
不思議ですねぇ
ムツゴ〇ウさんもびっくりですねぇ
いや、呪われてるんかっ!
呪われていることを差し引いても
こんな可愛いウサギがいたら、いいですよねぇ
ああ、羨ましい
家事は全部やってくれるし
仕事が生きがいだから
さぼらない、文句は言わない、率先して仕事をやってくれる
くぅうううう
まあ、仕事に勤しむ姿は
ちょっと可哀想にみえるんですけどね
でも、仕事しないと死んじゃうから
なんか、休むことも
手を抜くこともできないみたい・・・
そして、もちジャンキー
一緒にいたらつかれるかぁ?
いや、しかし・・・
お世話してくれる姿は
うざかわいい・・・
仕事に対して何かを思い出させてくれる漫画です
社畜といいながら癒しもあり、笑いもあり
ぜひ、読んでみて下さい
ジャンル・・・・もこもこブラックコメディ
おすすめ層・・・社畜になりきれない社会人
出版社・・・・・集英社
連載雑誌・・・・ウルトラジャンプ
連載開始・・・・2017年8月号
補足説明
キャラはかわいいです。デフォルト絵もかわいい。存在自体がかわいい。
社畜というブラックさを感じさせず、悲壮感の無いかわいさをキャラに落とし込めている
ストーリーは話が進むにつれて、ネタが枯渇していきそうな感じがある
社畜さを掘り下げてストーリーを作れば、かわいさもギャグっぽさも半減してしまうだろうし
ある意味、ストーリーは広げられない危うさがあると思う
基礎画力は何の問題も無いと思う
でも、もっと表情のデッサンとかすれば、表現の幅は広がりそうな気はします
ちょっと、デフォルトの絵に頼りすぎてる気も・・・
漫画絵の完成度はかわいい絵のバランスも取れれるし良いと思う
でも、キャラクターが増えたら、見分けがつかなくなっていきそうな感じはある
もっと、色んなパターン絵があってもいいかなぁと思う
演出力はあんまりこだわって描いてないと思う
かわいいキャラを引き立たせる為には、くどい演出は不要ちゃあ不要かもしれない
構成力もあんまり力を入れてるとは思えない
行き当たりばったりでも、何とかなってしまう感じの漫画ゆえに・・・
セリフはスパイスとしてたまに、リアルな社畜っぽさがあっても面白いかもと思ってしまうくらい、一貫としてのほほんとしている
オリジナリティーは今流行りの、社畜もの
そして獣耳もの
色んな要素を絶妙に混ぜて、きれいにまとめてある
こういう世知辛い世の中に癒しを求める感じのジャンルは、今後も一定の割合で出てくると思う
面白さは男女問わずおすすめできる良いマンガ
アニメ化もできそうな
まとまり感もあるし、とっつきやすい感じのある作品
かわいいし、ギャグも冴えてるしGOOD!
泣ける漫画と言うのは人生の内でそうそう出会えるものではない、と思う。
この漫画「SHIORI EXPERIENCE」はバンド漫画なんだけれども
その中で、「BLACK BUS」という四人組のバンドが出てくる。
ちなみにこのブラバス(BLACK BUS)は主人公ではない
漫画の中での扱いは脇役中の脇役
ほとんど出てきません
一応、主人公のバンドをどん底に突き落とし、その後も、ある重要な一枠を争う強敵として出てくるのですが、
ただの脇役じゃない!
ブラバスのメンバーひとりひとりにドラマがあるんですよ
僕は、もう泣いてしまいました
もう、これ漫画じゃないです。
自分は彼らのファンになってしまいました。
何度ブラバスの話だけ読み返した事か・・・
10年売れないバンド
焦り・・・絶望・・・
・・・そして、焦り・・・焦り
ただ無駄に人生を消費していくという感覚
全てが、うまくいかない
長い間、苦楽を共にしたバンド仲間ですら
あっという間に関係が壊れてしまう
でも諦められない
音楽の為に音楽以外を犠牲にしてきた
だから
自分には音楽しか武器が残ってないから
すがってしまう
苦しくて、泣くほどつらいのに諦められない
「今日ですべてが終わるさ」
「今日ですべてが変わる」
「今日ですべてがむくわれる」
「今日ですべてが始まるさ」
この言葉が10年間、彼らを支えてきたのだろうけども
また、この言葉は呪いでもあったんだろう
報われない事なんてこの世には、いくらでもあるから
そして、報われなかった先なんて、虚しいだけだから
でも、だからかなぁ
このブラバスを応援しちゃうんだよ
「今日ですべてが変わる」なんて
わたくし自身も何千回も心の中で思いましたよ。
泣きながら努力しても
何も変わらない毎日
周りに追い抜かされるだけ
惨めさを力に変えて、また泣きながら努力する
でも、いい結果なんてでない
つらい思いするだけで、今やってることなんて無意味なんじゃないか?なんて
ある日、思ってしまうんですよ
心なんてあっという間に擦り切れてしまう
自分だけが自分の夢を信じて走ってきたのに
その自分が
自分の可能性に信じられなくなってしまうんですよね
でも、ブラバスは
もう駄目だ
もう無理なんだ・・・
って、絶望を感じながらも
心を擦切りながらも
また、立ち上がって走り出す様がカッコいいんすよ
正に、この「BLACK BUS」
ロックです
現実と夢の葛藤
読んでると、共感する部分は多いと思います
だから、是非読んで
脇役のブラバスの説明だけで満足してしまいましたが、
勿論、主人公のバンドも激アツです
主人公は本田紫織
兄の残した莫大な借金の返済に追われる地味~な英語教師
27歳の誕生日を迎えた日に、ある手違いにより
亡霊に憑りつかれ「27歳が終わる日までに音楽で伝説を残さなければ死ぬ」という呪いにかかるという憂き目にあう
しかし、この亡霊がやばかった
なんと、ギターの神様「ジミ・ヘンドリクス」だったのだ
これが、あらすじ
ジミヘンを知らない人はつまらそうな漫画だと思ってしまうとこですけど
ストーリーの進め方としては
王道のスポコン!
挫折と成長の繰り返し
立ちはだかる障害
そして増える仲間たち
ストーリー構成が素晴らしく
音楽に興味が無い人でも面白く読めます
憑りつかれてる主人公の紫織先生もいいんですが
登場人物みんないいんすよ
ネタバレになるから言えませんが
それぞれに葛藤があって覚悟があって・・・それでドラマがある
個人的には主人公たちの軽音部と対立している
吹奏楽部(顧問と部長)のドラマが好きです
物語の序盤ではかなり嫌な役なんですが
というかまあ、ストーリー上
主人公たちのポンコツ軽音部と対比する為に嫌な役になっている強豪校吹奏楽部なんですが
スポットを主人公たち軽音部から吹奏楽部に変えてしまうと
軽音楽部とまた違う哲学で葛藤している姿が見えてくるんです
ドラマや漫画ではテンプレなんですが
どうしても、落ちこぼれがエリートに勝つっていうストーリーが
冷静になると気に入らない時があるです(たまにですよ?)
だって、人生をかけて努力してる量は
絶対的にエリートたちの方が多いわけですし
なぜ、真面目な奴がはみ出し者に毎回やられなければならないのかと
まあ、演出のせいなんですけどね
エリート側の葛藤って面白くなさそうですからね
共感も得にくいだろうし
でも、この漫画でエリート側で主人公たちと対立してる吹奏楽部側にスポットが当たると
そんなテンプレは間違ってた思わせてくれます
作品途中、吹奏楽部(主に顧問と部長)にスポットが当たってるときは
なんと主人公たちが悪役になっています
すばる先生という人が吹奏楽部の顧問で出てくるんですが
自分の完璧な吹奏楽部の演奏を邪魔され
挙句の果てに主人公たちの身勝手なエゴの為に
自分の大事な部員が苦しむ
音楽感の違い、哲学の違い
対立する夢と夢
最初は悪役だったすばる先生なんですが、
物語が進むにつれて、憎めなくなってきますよ
でも、ストーリーのメリハリが損なわれることなく
主人公の紫織が完全に悪役をやりきってくれます
真面目で地味な紫織が、どう悪役をやりきるか
そして悪役やりきった果てにどんな結末があるのか
是非、その目で確かめていただきたい
あ、あと、あと
カート・コバーンの話も秀逸です
そうなんすよ
カートも出てくるんすよ!この漫画
実は、ジミヘンよりカート・コバーンのほうが好きなので嬉しいかぎり
個人的にはカートが好きで、
自分のギターはモズライトのギターを愛用してるんで
あ、どうでもいいですね・・・・
もっと、カート・コバーン出てこないかなぁ・・・
ああ、語りつくせねぇ・・・
というか、メインの登場人物
ほとんど紹介してねぇ・・・
ジャンル・・・・魂のブルースを呼び起こす漫画
おすすめ層・・・ロック大好き世代
出版社・・・・・スクウェア・エニックス
連載雑誌・・・・月刊ビッグガンガン
補足説明
キャラクターはみんなストーリーがあって魅力的
でも、多分 これからもっと過去の偉人も増えてくるだろうけど
その都度、賛否両論はありそう。
実在の人物を漫画に落とし込むのはどうしても漫画家さん主観が強くなるので難しいだろうけども・・・頑張ってほしい
ストーリーは起承転結がしっかりしてる
回想の挟み方もタイミングがいいし
場面切り替えも上手いと思います
全体のストーリーも決まってるし、ぶれることは無いだろうけど
逆にそれが飽きとなり読者離れを起こしそうな気はする
基礎画力は問題なし
360°どの角度からでもかける漫画家さんだと思う
漫画絵の完成度は完全に固定してます
今後崩れることも、変化することも無いと思います
見てて安心はあります
でも、絵の感じ自体は少し教科書通りというか、
上手くてもつまらなさは感じるかも
それゆえに、絵による読まず嫌いは案外いるのでは?と思う
演出力、基本的にこれも教科書通りという感じ
古臭い感じはするかも
音をイラストにするのは、大変な事なんだろうけど
どうしても、絵を通しての音の想像は
読者の音楽に対する引き出しの多さが無いとついてこれないかも・・・
例えば、ロックにサックスを混ぜるとか
想像できない人は漫画の表現だけでは、無理だと思う
それに、どうしても演奏シーンの演出はワンパターン化してるのも、物足りないところ
構成力は登場人物増えすぎちゃって、立ち回りが難しくなってる感じ
一人にスポットを当てれば、他は消えるわけだし
同時進行で物語が進んでるところもあるし
最後、綺麗にまとめられるかは見どころではあるが、不安もある
基本的に偉人達を漫画に登場させた時点で
今後、落ち着いていく構成はあり得ないわけだし、とりあえずやり切って欲しいと願うばかり
セリフは共感できるセリフ回しが多いし、感情移入がしやすい
ぐっと来るセリフも多い
オリジナリティーはやっぱりテンプレ通り、教科書通りという印象
勿論、期待を裏切らないから絶対に面白いし
日本人はテンプレ通りが大好きだから間違いは無いのだけれども
ストーリーの先読みはされるだろうな、という感じ
今後、いい意味で読者は裏切られることはあるのか期待
面白さは一回読めば、ハマる
読む前は敷居の高さを感じさせて、読みにくさがあるとは思う
でも、外れ無し面白さがココにある
ここは外星人が珍しくなくなった日本
そして、そんな日本のとある会社に貧しい星から出稼ぎでに来ている外星人の”クミカ”さんがこの漫画の主人公
クミカさんは、なんと食事を取らなくていいタイプの外星人
なんでも、呼吸と一緒に空気中の微細な栄養素を摂取できるという体質
すげー
と、思いきや
出稼ぎしてる方の性なのか、がんばりすぎて
クミカさんは体調を崩して、栄養を取れなくなってしまう
看病される中、健康になるため
贅沢である食事をすることになったクミカさん
さあ、初めての”食事”で何を感じる?
全ての食べ物が未体験だから
毎回が感動の連続
美味しい食べ物を
美味しい+αの感情で食べられるなんて羨ましい
確かに初めての感覚って、形容し難い素晴らしさがありますよね
いつのまにか
慣れて忘れてしまった「美味しいものを食べた時の感動」を
体中に走る衝撃を
能が痺れる感覚を
感じたいものです
食事の素晴らしさに虜になるクミカさんですが
”贅沢な”食事をすることで
貧乏な故郷に対して罪悪感が生まれてしまいます
食事に対して
真正面からぶつかっていくクミカさん
でも、本来
自分たちもクミカさんのように
食事に対して最大限の敬意を払うべきなんですよね
小っちゃい頃の方が
食事前の「いただきます」をちゃんと理解していたように思います
いつから
食事に対してこんなに無礼になってしまったんでしょうね
“頂く”という事
軽んじていいわけ無いんです
「感謝しながら」
知ってたはずなんですけどね
そんな当たり前の事に気づかされます
この漫画は
読んだらお腹がへるグルメ漫画ではなく
当たり前の食事に対して一石を投じ
真摯に向き合える機会を提供してくれます
クミカさんと一緒に幸せな気分になりながら
ほっこり読んでみて下さい
徐々に人間臭くなるクミカさんは魅力的ですよ
食事を通してのコミュニケーション
やっぱり大事っすね
お友達と食事をしたり
気になる人に食事を作ったり
“クミカのミカク”を読んで
あなたも食事を感じちゃいましょう!
まあ、こんな時もある・・・
これが食事の醍醐味
ジャンル・・・・食事の大切さが気付くグルメ漫画
おすすめ層・・・食事の大切さを忘れた中年
出版社・・・・・徳間書店
連載雑誌・・・・comicリュウ
補足説明
キャラクターは外星人である必要があるのかな?と思う
どの外星人も地球人タイプというか・・・
そういうタイプしか地球に入れないとか?
もっと、SFっぽい要素があったほうが、逆にリアルぽかったかも
それに生物学的な要素もあれば、この漫画に説得力が増してただろうなと思います
ストーリーは基本的に一話ごと起承転結ものでしたね
新し食べ物を食べて→感動する
みたいな流れ
人間関係に少しづつ変化はしていくものの、それについてはハラハラしたりとかドキドキしたりとかは読んでて無かったかな、と思います
まぁ、物足りない
基礎画力は何の問題も無いと思います
漫画絵も可愛いし良いと思う
けど、もっとレパートリーがあっても良かったかな
例えば顔面のパーツが外星人でもほぼ同じだし
ベースが地球人で少し付け加えただけなのは否めない
それと、食事漫画の難しいところだけど
もっと絵で食べ物のおいしさを表現しても良かったと思う
演出力、クミカさんの感動を伝えるために「外星人」なんだろうけど
触手が変化したりして味の感動を伝えるのはいいけども
それに頼りっきりな気もします
表情のバリエーションはもちろん
背景の演出に変化を加えるとかあっても良かった
構成力は大ゴマをクミカさんの感動シーンに持ってくるのは良いとして
持っていき方が、毎回テンプレすぎたかなぁ
クミカさんの感動を伝える大ゴマ前の「助走」はもっと力を入れて考えてもらっても良かったと思います
構成の関係で感動のインパクトが後半減ってる印象でした
セリフは
外星人というハードルの所為で
どうしても物足りなく感じる
オリジナリティーは
食事漫画のテンプレですよね
まぁ、しょうがない
面白さ、アニメ化しそうなポテンシャルはあったと思う
全体的に漫画にブレがなく、楽しく読めました
まあ、そのブレの無さがSF設定と相反していた気もしますがね
漫画家さんの力量がもっと上がれば、すごい人気でそうではある
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魔界は500年に一度の大不況!
魔界の景気回復の為にも人間界を征服しなければならないのだ!
だから、魔王自ら人間界に来ることに・・・
しかし、この魔王
そもそもやる気が無いし、ヘタレ
そこで、考えた
長い歴史上
先代の魔王達は勇者にヤラレてきた
魔王考えた
宿敵・勇者にヤラレルのが世間一般の常識なら
常識外のことをすればいい!先手必勝!
魔王を滅する聖剣を勇者に渡る前に壊せばいいじゃん!
流石!ヘタレの発想!
魔王と言えども姑息
そりゃそうだよね
嫌々人間界にきてるわけだし、面倒くさいんだよっ
さっさと終わらして魔界に帰りたい魔王
まあ、でも
そんなに上手くいかないのは
魔王の運命なのかな
勇者に結局、聖剣を取られ、会う度ぼっこぼこ
なんか気づいたら、
可哀想すぎて魔王軍の応援をしたくなります・・・
がんばれ!魔王
果たして、勇者を倒して魔界に帰れる日は来るのか
この漫画を読んでいると
千葉県のことが好きになります
この魔王と勇者の戦いは
なぜか千葉県の柏市の中で毎回戦うもんだから
妙に千葉ローカルネタを知ってしまうんですよ
自分は千葉県のマスコットなんて、この漫画で知りました
なぜ千葉県柏市が舞台かって言うと
魔王的には柏市が世界の中心らしい・・・
だから、まず人間界を征服する為には世界の中心である柏市を拠点にしたいとの事
この魔王は自他共に認める喧嘩の弱さ
さらに怠け者でヘタレだし
根が真面目なのか魔王という割に善良な心の持ち主
だから征服する為の作戦はなんだかみみっちくて、へぼい・・・
柏駅周辺でなんか活動してますけど
それって人間界にとっては無害じゃね?
大丈夫ですか魔王様!
魔王様が割と善良なら
対となる勇者はもちろん割と性悪です
伝説の一行はJKばっかで人間界の平和とか大層な物は考えてないし
魔界軍も弱小会社の社員旅行みたいな甘々な感じだし
でもでも
そんな個性的な登場人物達が愛おしくて魅力的なんです
~伝説の一行~
勇者ナニソレ?冷酷非道残虐ファイト!猫かぶり勇者
ビッチオブビッチを目指すメス豚!頭のゆるーい好奇心旺盛戦士
科学こそ正義!魔法なんて存在しないですの!魔法何て信じない飴玉ペロペロ魔法使い
一見まとも&美少女、しかし正体は男を魅了する隠れビッチ&変態!僧侶
勉強無しでは生きていけません!勉強ジャンキー!頭は100点!運動は0点の武闘家
~魔王軍~
威厳は母胎に置いてきた?顔と家柄だけは一級!ヘタレ魔王
「ゴハンのお手伝いもできないような王は、魔界の王失格ですよっ!」魔王の従順なる僕(しもべ)!小姑召喚士
魔界最強!しかし女性が大の苦手・・・あれ?敵ってJKしかいないじゃん・・・むっつりワンちゃん暗黒騎士
「日曜働くのとかだるいです!」ゆとり代表!つらい現実からは逃げろ!恋する暗殺者
他にも色んな困ったちゃんがいますが
こんな奴らだと勇者一行と魔界軍の戦いの前に
同士討ち
それか、なぞ作戦により自滅・・・・
自分的にはちょいちょい挟む小ネタが好きです
大人でもクスリと笑えます
数ページで終わる話が多いのもテンポよくて良いですよね
キャラ一人一人に愛情があるのか
キャラクター同士の会話もテンポ良いし
何も考えず
途中から読んでも楽しめるのでベリーグッドです!
ぜひ皆さんも
リラックスして読めるので
軽ーく読んでみて下さい
補足説明
キャラクターは似たり寄ったりな性格をしてるというか、、どのキャラクターもある範囲内に収まってる印象
まあ、それがマイナスではなく、この漫画に統一感をもたらしていて、頭を使わず読めるギャグマンガとしてランクを上げてると思います
それにキャラクターに作者からの愛を非常によく感じます
ストーリーは勇者一行VS魔界軍であるにはあるし、登場人物の人間関係も薄っすら変化していくけど
RPGっぽい題材なのに、全然ストーリーは無いものとして考えていいと思うし
作者も読者も、そこは望んでない
基礎画力は全く問題なし
でも、描くのが苦手なものは苦手なのかなぁ、と思う
漫画絵はデフォルメの仕方が多彩で、みんな可愛い
でも、もっともっと上手く描けそうな期待感があるので★三つかなぁ、と
演出力は全身絵などで
敢えて”イラスト”を魅せる演出が良くできてるし、可愛い絵なのにまったく、あざとくない
構成力はホントにテンポ良いし
ストレスなく読める
短いページ数に多数の登場人物の日常をきれいにまとめている
セリフはすごく自然だけど
ある意味、みんな似たようなセリフを使ってるかも・・・
差別化は出来てないかもだけれど、
セリフのチョイスはホントに
どこにもひっからずスッと頭に入ってくる
オリジナリティーはRPG風の話は出し尽くされているのでオリジナルを求めるのは酷
でも、千葉漫画としてはある意味、攻めてるかも?
面白さは、もうちょっとRPG的なキャラクターを使うなら
そこをもっと使っても良かったし
ストーリーがもっとあっても良いかなと思う
でも、全体的に作者が楽しんで描いてそうな感じが伝わってナイスな漫画でした
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人はそれぞれの言葉を用いて「愛」について語った
幾千、幾万、幾億の言葉で「愛」について考察してきた
なら、その「愛」がみな共通しているものなら
言葉を読み解いていけば「愛」を知らない者でも、
「愛」を知ることができるはずだ・・・
そう考えたのが、この本のタイトルにもなっている「アイ先生」こと「入間アイ」
このアイ先生、感情が欠如しており
大人なのに一度も人を好きになったことが無い
アイ先生は文学を通して「愛」を知ろうとするのだが、赤色を見たことがない人に
赤色を理解させることができないように
どんなに本を読もうとも”アイ先生はわからない”のだ
だから、アイ先生は「愛」について
文学から考察し、
仮説を立て、
その事が正しいか実験することにした
この本のアプローチとしておもしろいと思ったのが、まさにコレで
「愛」を知るためにすることが
色々な事を経験し成長していく少女漫画のような恋愛劇ではなく
「愛の実験」
実験とは言うものの、題材が「愛」だけあって、どこか哲学的だし
様々な文学作品の言葉を引用する事により
アイ先生の実験結果にも説得力がある
アイ先生の感情が欠如しているせいか
まあ、人の気持ちなど考えてくれない
見方によっては良心の無いサイコパスだし
やや恐ろしさがある
美人でなければ
誰も近なずかなそうな危険人物
それが「アイ先生」
もしも、そんな危険人物の前で
うっかり「死んでも離れたくない」なんて
恋人といちゃつくような事をしたもんなら
アイ先生の愛の無い実験が始まってしまう
別に恋人達に嫉妬したり憤慨してる訳ではなく
純粋に「愛」を探求しているだけなのだが
愛を知らない為か
とても・・・
とてもとても恐ろしい・・・
実験の結果がどうなろうとも構わない
相手を傷つけようが
自分の生徒を実験モルモットにしようが関係無い
それが傷害だろうが脅迫だろうが
偉大な愛の前では全て無罪
まあ、当たり前といえば当たり前で
愛を知らないアイ先生は
人を人として見ていない節がある
あ・・・やっぱサイコパスやん、この人
一つ愛の実験を行う度に
「愛」について片鱗を触ることができるのだが
何分、愛には実体が無いわけだし
人それぞれ愛の定義は違う
答えを求めても
新しい問題が浮き出てくる
それでも
愛を読み解いていくうちに
アイ先生に、僅かながらも変化が出てくる
時に「愛」に失望しながらも
「愛」を渇望する姿には心揺さぶられるものがある
ここではアイ先生が捕まえたモルモット達に
ミッションを与え疑似恋愛をしてもらう
実験中にモルモットの人間関係が壊れようが知った事ではない
もちろんこのクラブは
実験の経過を観察するアイ先生の為だけのクラブなのだ
しかし
モルモット達もアイ先生と一緒に
愛について真摯に向き合う度に
少しずつ成長していく
いや、アイ先生のモルモット達だけではないだろう
自分ら読者側も「愛」を多面的に見ることができ
より深く考えることができるのである
それは、このマンガの主人公はアイ先生ではなく
モルモットにされてしまった内向的な少年の月成君が主人公だから
普通の感性で
共感できるところも多い
少し斜めに物事を見るところもあるが
それも共感できてしまう
また、先人達の言葉が
絶妙のタイミングで挿入される事で深みが増し、
読者は作品を読み終えた後でも
その深みから余韻を楽しめる事ができ
愛について各々に考えを
じっくり巡らせる事ができるのである
ジャンル・・・・冷酷無慈悲ラブストーリー おすすめ層・・・愛について学びたい方 出版社・・・・・講談社 連載雑誌・・・・少年マガジンエッジ 連載開始・・・・2015年10月
補足説明
キャラは良く描けてる印象でした
注文つけるなら、登場するのは個性的なキャラ達だったので
もっと細やかに性格を描いて欲しかった
ストーリーは人間関係が徐々に変化していったが
ラブコメみたいに期待するような感じの展開でも無いし
ストーリーメインという風には感じなかった
基礎画力は違和感なく描けているが、時より人体バランスが悪い時がある
漫画絵の完成度は女性の描き方は可愛いし目の描き方も少女漫画のように力が入っていた
もっと突き詰めれば、本当に目を惹く絵が描けそうな期待がある
演出力は引用のチョイスが素晴らしかった
色々な演出法を試してる感じはあったが少し拙さが目立った
立ち絵も見せるなら見せるで”魅せる”演出をして欲しかった
構成力は適度に大コマとかを使い作品自体は読みやすかった
テーマが愛だけにセリフが多かったのだが
コマの中が、ぎゅうぎゅう詰めになっている印象はなかった
セリフは説得力があった
盛り上がるところでのセリフ回しは、感情移入して読むことができた
オリジナリティーは冴えない少年と美人の先生という、ある意味ベタな感じはした
悪くは全く無いのだが他にもベタなものは多かった
面白さはテーマが重い面もあるの非常にバランスが良く
全くストレスなく読めた
もちろん、考えさせられるところは良く考えさせられた
全体的に良くまとまった作品だったし面白かった
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じわじわ来てますね!
なんかアニメ化も決まったみたいで
今から楽しみですよ
クソっぷりがアニメでどこまで表現されるのか・・・
ゴクリ・・・
ああっ 早く酷評してぇよぉぅ
このマンガ、ポリシーもなければプライドも無いし
ホントに見下げたクソマンガですわ(誉め言葉)
自分もプライドなんか持ち合わせていないのですが
このクソマンガ・ポプテピピックに出逢ったおかげで
プライドを持ってない自分にプライドを持つ事ができました
ありがとうございました
えっ?
日本語がおかしい?
さてはアンチだなオメー
まあ、つまり
しゃれた二人組、すんげぇだゼ!!
的な意味なんだと思う
ホントすんごい・・・・
滅茶苦茶だよ
やりたい放題というか・・・・
・・・・・
・・・・
ふー・・・やってくれるぜ・・・
マンガの内容としては、時事ネタやパロディが多いので
まさに「POP(大衆向きであるさま。また、時代に合ってしゃれているさま)」
もう、今読まないで、いつ読むのっ?
早く読まないとネタの新鮮味が薄れちゃうよ~
だからと言って
時間が経過したらつまらなくなると言う訳ではナッシング
攻めてるからなのか
鋭利なネタの切り口は
とても・・・・うん
気持ちいー
誰しも他人の行動に
時折、疑問に持ちながらも
非難する事ができないじゃないですか
それは、
自分の評価を下げるというリスクをおってまで、やる必要の無いという判断?
それに
「人それぞれ」という当たり前の事も
頭では理解できるから?割り切れるから?
いけない事をやってる奴がいたら
大手を振って糾弾するチャンスなんだけど
そんなチャンスを虎視眈々と狙ってるような暗い性格でもない
でも、糾弾したいんだろ?え?
みんな!
代わりに暴れてくれる奴がいましたよ
さあさあ
僕たちは高見の見物といきましょう
危険の及ばないところで
自分の欲望を満たしてくるなんて素敵!
自分が巻き込まれない事を大前提として
クズな人やクソな奴を見ると
妙に「自分はそんなに駄目じゃないや」というか
変な安心感がありませんか?
ホントはいけない事なんだけど
おもっくし人を下に見れる背徳感と優越感の甘美な感覚といったらもう
たまりませんなぁっ!
人を下に見ることに抵抗がありますか?
良心が痛い痛いですか?
そんな気を病む必要はありません
こいつ等は
人のネタを堂々とパックったあげく
自分が言い出した事にならないか考えちゃうカス虫ですから
さあさあ
自分に素直になっちゃって
こいつ等を見下しちゃいましょう
中指を立てることに臆面もなく
その佇まい、勇者の貫禄
ここまで
綺麗に立てる人は初めて見ましたよ
・・・いいね!
なかなか狂ってやがる!
なんか
ブームになっちゃうんじゃないですかね
ここに「煽る」という形式の幅を広げて
世界に発信していく姿勢に敬意を表します
4コマ漫画で
ストーリーがある系ではないギャグものなんですが
内容としては何でもありって感じです
パロネタとかが多いので
そこそこアニメや漫画に精通している方の方が面白いかもしれない
絵柄もとっつきやすいし
以外に下ネタとかは無く、
子どもから大人まで幅広く楽しめるかもです
ラインのスタンプでも使いやすという事で
一気に大衆向け作品として
スポットを浴びる可能性は大
ぜひ
是非、一つ押さえておいてほしい作品です
喧嘩を至る所に売りすぎて
短命の宿命を背負っているので
早めにお願いします・・・
ジャンル・・・・敵作り系不条理4コマギャグ漫画 おすすめ層・・・サブカルに理解ある方 出版社・・・・・指定暴力団竹書房 連載サイト・・・まんがライフWIN 連載開始・・・・2014年8月
補足説明
キャラは絶妙なむかつき顔と可愛さを持った素晴らしさがある
基本は二人しか出てこないが、ネタ的にこのキャラじゃないといけない、という事はなく
キャラが他のキャラに変わろうと、このマンガの価値は下がらないと思われる
ストーリーは存在しない
基礎画力は時折リアルチックな絵も出てくるが
わざとなのか本気なのか判断できない為め評価がしにくい
漫画絵の完成度は、ある意味、完成しているが
至る所に手抜き感を感じる
演出力はネタ先行であまり力を入れてない為、評価がしにくい
構成力もネタ先行ではあるが、テンポを悪くするような構成にはなっておらず
十分にネタの破壊力を損なわずに読者に届けている
セリフは日常で使いやすいし、頭に残る
数多くの名言を生んでいる
これからの日常会話での新しいアクセントになること間違いなし
オリジナリティーはある意味、否定することが美学
もはや、全部パクリに思えてくる
そう言うとある意味、やりきっているので「ポプテピピック」らしいオリジナルさがあるといえる
面白さは
永遠と残る名作とは、お世辞にも言えないが
とても今の時代らしい作品だと思う、
発信者の自由さをとても良く感じるし、まさに今流行りの漫画と言っていい
ハマらない人はハマらないけど
ハマる人は絶対ハマる面白さ
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「上野さんは不器用」って本のタイトルなんだから、上野さんっていう少女は不器用なんだろう
と、思ってしまう・・・・
・・・・が、実際、主人公の上野さんは
すんげぇ手先が器用だし、まあまあ運動神経なんかも良い
だ・け・ど、大好きな「田中」君にどうしても告白できない!
アプローチが毎回失敗しちゃうし、全然振り向いてもらえない!
田中君のことになると、ヘタレだし、臆病!
上野さんの田中君に自分の好意を知ってもらうという
些細な幾多の「恋の作戦」は
ことごとく上野さん自身の不器用さによって玉砕!!
深謀遠慮!用意周到!その攻める姿、隙なし!まさに上野さんには「敗北」の二文字は無い!
だけども、自分の不器用さに足を引っ張られ
上野さんの予想した結果とはならない
田中君のミラクルな鈍感さにも邪魔されて、今日も今日とて上野さんは右往左往
思春期の乙女回路とは繊細なもの、やはり「告白」とは難しいものです
あと一歩のところまでいきますが、あと一歩が勇気出ず、
今日も捨て台詞と共に敗北と相成りました
もう、これは・・・そういう運命なのか!自分の性格を呪うしかないよね!上野さん
アプローチの仕方からして理系
理系だからなのか
理詰めで、かなり回りくどい
田中君に振り向いてもらう為に
自分で発明した、ちょっと(いや、かなり)すんごいファンタジーな道具を駆使して、あれやこれ
きっと、何度もシュミレーションしたことであろう
何度も失敗と考察を繰り返したことであろう
実験と検証の果てに上野さんは成功を確信し
田中君攻略への本番に挑む
作戦はこうだ
自分の発明した道具を検証するために、自分の在籍する科学部にて田中君と一緒に実証実験を行う!
時には科学部後輩の山下ちゃんと共に行うわけだ
勿論!山下ちゃんは上野さんと一緒で仕掛け人!ぐるっぐるのグル
そこで本当なら
実験を行っている過程で田中君は上野さんの恋心に気づくか、
もしくは発明品の力で上野さんの願望を叶えることができるはず
でも、うまくいかない
山下ちゃんは
先輩二人(上野さんと田中君)をくっつけるために
上野さんの背中を押してあげてるんだけども
あまりにも上野さんのヘタレぶりに悪戦苦闘
そして、女性に恥をかかす・鈍感田中にブチ切れのご様子
あまりにも田中君が鈍感だからなのか
自分が告白することもできないヘタレだからなのか
あまりにも失敗をしすぎた
失敗するあまりに実験はエスカレートしていき
いつの間にか上野さんは
思春期特有の少し歪んだ性癖を
実験検証と称して
田中君に押し付ける動物になっていた・・・・
田中君に
触りたい、触られたい
見たい、見られたい
クンクンしたい、クンクンされたい・・・etc
田中君の照れる姿なんかも
上野さんは見たくてタマラナイわけなのだが
もはや、上野さんの行き着く解はどこなの・・・
恋の数式というものは存在しないものなのか
不器用ゆえに理論が破綻したままの計算では、正解にたどり着けない事に上野さんはまだ知らない
ジャンル・・・・一話完結不器用系ギャグ漫画 おすすめ層・・・ライトな変態さんが好きな方 出版社・・・・・株式会社 白泉社 連載雑誌・・・・ヤングアニマル 連載開始・・・・2015年
補足説明
キャラはシンプルにしながらも、パーツの組み合わせがセンス良く視認性が高い
キャラも個性的でかわいい
ストーリーは、一話完結型なので基本存在しない
基礎画力はかなり高いと思われる
一見、シンプルな絵だが、基礎デッサンの技術に裏打ちされたものだと見て取れる
漫画絵の完成度はセンスの良いとしか言いようがない
デザインというべきか、自分の引き出しから取捨択一し上手く組み合わせて描いている
演出力はポップで世界観から違和感のないものを選んでいる印象
この作者のセンスを考えると
もう少し攻めても面白いかもしれない
構成力はこの作者さんは4コマ漫画も描いているからなのか
とても1話1話の起承転結がしっかりしている
セリフは妙に頭に残る馬頭が多い
でも言い方がリアルで小気味よい
オリジナリティーは、まあ読む人はこの作品に求めてないと思う
ようはこの作品、記号の集合体みたいなもので
作者さんが元々ある記号をポップに配置し見やすくデザインしてるような感じ
面白さは、さわやかでありながら変態を感じれる貴重な漫画
何も考えなくて読めるし、どの話もブレずに安定して面白い
誰にでも勧める事が可能だし
ポップな漫画としては満点
この作品の漫画家さんに編集部から
「頭のおかしいマンガを描け」
という指示があったらしく
漫画家さんが頭のネジを一本一本はずして作り上げた作品との事だ
うん、こりゃ確かに頭が少しイッテル方が描いた漫画だ
編集の方もニッチな層を意識した的確な指示だと思う
まさに、その、どうかしてる指示のおかげで
よくわからない私達のようなニッチ層の心は満たされました
ありがとうございました
ブラボー
後は漫画家さんが、このイカレタ指示で潰れてないことを切に願うのみです
ホント早いわ~
ほぼ一話完結の短編漫画なのだが
ページ数6~8枚で、よくもまあこれだけ詰め込めるなあと
構成力に頭が下がります
短編を描くセンスは一級品で
奇想天外な話だろうと
説明臭くならず、すっと世界観が入ってくるし、「説明文」っていらないもんだなあと
とっても勉強になる
まあ、そもそも読者としては「なんでさ」って思わない事が礼儀になると思う
さあ、頭のネジなどはずしてしまいなさい
すっと、イカレタ世界の設定が入ってくるから
でも、冷静になると
漫画家さんの頭が心配になるので、そのままハイスピードで読み切ってしまいたいトコロです
なんと言っても「絵」の完成度が素晴らしい
短編ながら逸した情報量を読者に重く感じ取らせていない
それは完成度が高い絵だからこそ成せる技だ
描く線は太さでコミカルさを演出しながらも
細い線でリアリティを追及してあり、
ギャグ漫画でありながらも、描き込みによって読者にストレスを与えない
ちょうど良い絵にまとまっている
また、女の子のファッションなんかも見ていて楽しめるし
ギャグ漫画でありながら+αが非常に◎
ギャグのノリ、絵の印象、キャラクターの親しみ易さ、セリフ回し などなど
どれをとっても、子ども向け風なのだが
一回読んでみると気づく、
非常にブラックなネタが多い
成人向け雑誌で連載されていたこともあり、
はっきり言って、小学生以下には読むのが早いレベルである。というか読ませるわけにはいかない
間違いなく笑う以前に刺激が強すぎる
もし、お子様が読んでしまいドツボにはまってしまったら
それは、悪影響だ
これは不健全図書なんだ
その子の将来を憂う心があるのなら早く頭のネジを探してあげるしかない
クソマズイ事になるぞ
補足説明
キャラクターは老若男女、誰をとっても繊細に描かれている
また、インパクトも強い
ストーリーは、短編ギャグなので、ほぼ存在しない
基礎画力はエロい絵を描ける方だけあって、肉体の骨格や筋肉の付き方の絵はレベルが高い
漫画絵の完成度は、デッサン力を損なわずにも、陰影をつけながらデフォルトを完璧にこなしている
演出力は色々なテイストの使い分けているが、変に主張するでもなく漫画の面白さの邪魔をしていない
構成力は8ページ程度の中に大コマや立ち絵をうまく配置して、1ページ当たりのバランスやデザイン性が目を惹いた
セリフはかわいい言い回しを使い、かわいい絵を引き立たせている
オリジナリティーは濃いキャラクター達のせいか、強く感じる
また、成人向け雑誌連載の一般紙という事で異色でもある
面白さはブラックなものなどがあり、好みではない話も出てくると思うが
高品質の短編が続くので、好みの話も必ず出てくる
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